虚構と演出と操作・・・2


テレビで見えるのは、長方形の枠のなかにうつっているものだけで、それ以外は何も見えない。


見えるものからわれわれは判断し、解釈し、理解するのだから、見えないものは存在しないと同じです。


米国の大統領選挙も、世界の指導者たちの会談、記者会見などいずれもテレビうつりを意識し、効果的なイメージをどう演出するかの努力の結果です。


つまり操作でありむしろ真実ではない場合も多いでしょう。


ここで、原理としてのコミュニケーションなるものが情報なのか操作なのかという問題が浮かびあがる。


虚構と演出と操作・・・1


月刊・文藝春秋1988年11月号に森本毅郎のインタビュー記事がのっています。


「私はなぜ敗れたか」と題し、TBSテレビの報道番組「プライムタイム」のキャスターをつとめた森本が、対抗番組のテレビ朝日「ニュース・ステーション」のキャスターである久米宏に敗北した弁を語っています。


森本はこんなことをいいます。


「久米さんはテレビという虚構のなかに自分を効果的に存在させる方法を知っている」「個人的には知らぬが、テレビの中の彼と実際の彼は相当に違うのではないか」「テレビという虚構」「自分を効果的に存在させる」「テレビの中の彼と実際の彼は相当に違う」などの言葉から何を感知できるかといえば、テレビからわれわれが得る情報はなんと「あてにならない」ものか、ということでしょう。

アーティチョーク 4


アーティチョークはつぼみやその芯の部分を食べます。


煮て、苗万の部分を一枚ずつ引き抜き、中身を歯でしごくように食べるのですが、変わった食べ方としては、煮ないで直火で焼き、食膳に供することがあります。


芯の部分もまたおいしいものです。


近年のように欧米旅行に出かける日本人が多くなると、生のアーティチョークを目にしたり、中には偶然料理の中に混じって食卓に出されたアーティチョークに出会ったりする人も少なくないのですが、正体がわからないために、せっかくの試食の機会を逃すことが多いようです。


アメリカやヨーロッパに行くことがあれば、ぜひ味を見てきてほしい食物です。

アーティチョーク 3


洋菜という言葉があります。


西洋の野菜という意味でしょうか、明治以後に洋風の食事とともに伝えられた野菜をさします。


セロリ、パセリ、カリフラワー、プロッコリーなどが洋菜ですが、その中でもトマト、レタスなどはもう洋菜とはいえないくらい、日本人の食生活になじんでいます。


しかし一方、リークとかラディッシュというような、まだまだ、一般的には珍しい部類に属する洋菜もあります。


アーティチョークに至っては、店頭で見かけることはおろか名前さえ知られていることのない野菜です。


ところがヨーロッパやアメリカでは、比較的よく食べられている野菜なのです。


スペインやフランスの青物市場や、スーパーマーケットには、季節には、食用になる緑色のつぼみが店頭に積み上げてあります。

アーティチョーク 2


アーティチョークもまたあざみの親類なので、「朝鮮あざみ」と呼ばれるのでしょう。


これに似たあざみの一種は古代ギリシャ人の食用になっていましたが、その後ヨーロッパでは次第に忘れられ、一五世紀頃から再びアーティチョークの形で伝来され、一六世紀にかけて、イタリi、フランスへとひろがり、英国へも渡来、アーティチョークと呼ばれるようになったわけです。


アメリカへはフランスやスペイン人が伝えたといわれています。

アーティチョーク 1

英語でアーティチョーク、ドイツ語でアルティショッケ、フランス語でアルティショー、スペイン語でアルティショファ、イタリア語でカルチォフォという菊科の植物は、それぞれの辞書を引いてみると一朝鮮あざみ」という訳語がついています。


しかし、この朝鮮という言葉は「朝鮮半島原産の」という意味でなく、「海の向こうから来た」という程度の意味です。


愛知県・岐阜県・長野県の山地特産の「山ごぼう」「菊ごぼう」などはあざみの一種の根ですが、一般にあざみの類には意外と食用になるものが多いのです。

外国生活

彼にとっては初めての、しかも60歳を迎えての外国生活。


それではハイドンがロソドンで眼のあたりにしたものは何であったか。


彼はロソドンに着くとまもなく、この大都会の印象をある友だちに書き送っています。


「回復するのに2日かかりましたが、いまはすっかり元気をとり戻しました。


そしてとほうもなく大きな都会ロンドンを、あちこち見物してまわりたい気持ちでいっぱいです。


この町のさまざまな美観と不思議とはまったく私を驚かせました……」ハイドンを驚かせたものは何であったのか。


まず「私の到着は全市に大きな興奮をまき起こし、全新聞が3目にわたって私のことを書きたてました」という大歓迎振りでした。

太陽系

太陽系の主要な「共鳴周波」は、木星-海王星の軌道期間と一致する。


このことは、太陽黒点周期が二十二年であって、他の期間にならない理由を説明しています。


成分となっている惑星周期の位相は、太陽赤道の平面で同時性をもたせる傾向を示しています。


たとえば土星がこの位相にあるたびに、木星-海王星の中点がそのようなことを示す。


太陽の表面に現われる乱れの原因として、惑星をそれらしいとさせているのは、このような観測です。


しかしその一致は完全なものではなく、時々刻々、さまざまな惑星組合せがたがいに歩調を乱しています。


このことが生じると、図が示すように、木星-海王星中点のタイミングもまた太陽黒点周期とは歩調を乱す。


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ハイドンのロンドン訪問

ハイドンは18世紀後半のヨーロッパを代表する大音楽家であったにかかわらず、長い間オーストリアから外へ出たことはなかった。


1787年55歳のとき、ナポリ王からの招聴さえことわった彼でした。


ところが、1790年長らく楽長として仕えたエステルハージ侯が没するや、ウィーンに転居するとともに、ロンドンのザロモン演奏会と契約して、その年の暮れにロンドンへさっさと出かけてゆく。


イギリス、いやロンドンの何がそれほど彼をひきつけたのかはともかく、こうして1791年1月から翌92年6月まで約18ヵ月にわたる長いロソドン生活が始まる。

貴族の邸宅の装飾品

イギリスでならともかく、18世紀中ごろのオーストリアではまだ時計は貴族の邸宅の装飾品でしかなかった。


そのことを想うと、ハイドンがもし「時計」を意識して「時計」交響曲を作曲したとすれば、何か深い別の意味があるのではなかろうか、というのが私の素朴な疑問なのです。


この私の疑問を解くため、私はいくつかの音楽解説書や伝記類に当たってみました。


しかしハイドンにとって「時計」とは何であったのか、という疑問に直接答えてくれるものはなかった。


ただ彼がこの交響曲を作曲するに至った過程を調べてゆくなかで分かったことは、この曲は1794年彼の2度目の訪英に際し、ロンドン公演で披露するために作曲されたということです。

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